Q.内臓が原因で口臭になるって本当ですか?

A:口臭に悩んでいる人は、虫歯や歯周病などの一般歯科的な問題が原因ではなく、生理的な口臭が強く出ている場合が多く見受けられます。

これは、口腔の「消化器」という内臓としての機能が、ストレスなどによって抑制を受けたり低下しているために口臭に結びついていることが多いのです。

口腔は「消化器」として消化機能が影響を受けるとその働きが低下し口腔内からも口臭が起こり、またそれに続く内臓器官である胃や腸も不調をきたすとさまざまな不良な代謝産物が各臓器や腸管から吸収され結果、呼気自体も臭くなってきます。

内臓として消化器は自分の意志でコントロールはできません。精神的なストレスを受けると無意識にその機能が悪くなります。

ただ、口は自分の意志でコントロールは可能です。口の消化機能を自分でコントロールしていけば、それに続く内臓機能もオートマチックにうまく働いていきます。

 

■内臓が原因による口臭対策について

生理的な口臭が強く出ている場合は、口腔を消化器という内臓としての機能を充実させることがその対策の一つになります。

胃や腸などの働きは自律神経がコントロールして勝手に動いていますが、口腔は唾液を分泌したり、噛んで分解する、食片を殺菌する、食片を混ぜ合わせて中和する等自分の意志で働かせることができます。

それをうまく活用できれば、口腔生理機能が充実してきます。口腔内の舌、唾液、歯、歯茎これらの機能です。

自律神経系の不調が起こり口腔生理機能がうまく働かないと、自分ではその対策として歯をごしごし磨いたり舌磨きをしても口臭はよくなりません。