まずは歯医者に行き、お口の中に病的問題(虫歯や歯周病)がないか検査をしましょう。 問題があれば治療をします。その後、定期的に歯周管理(歯石除去)をうけること。そして、日常生活を見直してみてください。 お口の中が乾燥しやすい環境になっていませんか? 乾けば乾くほどお口は臭くなりやすいので、口臭を引き起こさないようにするには、いかにしてさらさら唾液をつくるかということにあります。 唾液は自律神経支配、心配事がなく楽しい気分でしゃべったり、ボーっとしているときにさらさら唾液が出てお口の中は潤っています。 逆に、不安をもっていたり緊張しているとねばねば唾液になり余計なにおいを作りだします。 つまり、においが起こらない健康なお口を作るには、お口の中の生理機能を支配する自律神経の働きを整えることが重要です。自律神経は、生活のリズムの影響を強く受けるのでうまく働かせるためには生活習慣を規則正しくすることが不可欠です。
・朝食をしっかりとること・・・朝から唾液が出やすい環境づくり。午前中の空腹時口臭を予防します。朝食抜きでコーヒーやお茶を飲むとにおいが出やすくなります。そして3度の食事はそれぞれ一口に20~30回かむように。
・朝、起きてすぐと就寝前の歯磨き・・・寝る前に細菌を除去、そしてその後就寝中に最も増えた細菌を起床時に除去
・食後や間食後は、水うがいによる口腔ケアを・・・細菌の栄養源となる食べカスはほとんどが舌の上にたまります。過度の歯磨きは食事によってせっかく出た唾液を洗い流してしまいますし、界面活性剤入りの歯磨き粉やアルコール入りの洗口剤はお口を乾燥させます。舌磨きはデリケートな舌表面の粘膜を傷つけます。粘膜を傷つけないように、水を含み舌を動かして口腔内のPHを中性に戻すことが大切です。
・お口の中の乾燥予防、唾液の確保のために水を飲む習慣をつける・・・お茶やコーヒーは乾燥を促進します。起床時と食間にコップ1杯ずつのお水を摂取しましょう。
・ガムで唾液の分泌を増やす・・・ガムを丸めて舌の上に置いておくと異物反射で唾液がわいてきます。お口の中をリラックス状態に保ちます。小さくカットしただし昆布をなめていても同様の効果が得られます。
・大量の喫煙・空腹時の飲酒を避ける・・・それぞれの独特のにおいとお口の乾燥が重なります。適量を守り、におい緩和のために最後に水を飲むことをお勧めします。
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