Q.タバコを吸った際の口臭対策は?

A: タバコの煙の中のタールやニコチンなどの悪臭物質はニオイの元となる硫黄や窒素を含んでいます。これらが口腔内の粘膜表面に吸着し細菌の作用で独特のニオイが形成されます。

タールはもともと焦げ臭い特有のニオイをもっています。

ニコチンは、血管収縮作用を起こし唾液分泌を抑制させます。

喫煙中は口呼吸となりますから、それでなくても渇きやすい状態をもっと助長させる結果になります。喫煙により、のどの奥は慢性炎症状態が引き起こされ、その炎症性産物から生臭い臭気も排出されます。

これらがすべて合体されると悪臭を放つようになります。


また、ニコチンは、抗利尿ホルモンの分泌を更新させる作用があり、コーヒーやアルコールにより引き起こされた口腔内の乾燥状態を改善し、体が快適に感じる状態を作ります。

コーヒーやアルコールはニオイが出やすいので、タバコを吸うたびに、水で口内をゆすぎながら飲むことにより、タールが粘膜表面に吸着するのを防御します。

 

最近では、加熱式タバコが出回っており、タールの量が9割以上減っているものもあります。

少しでもタバコ特有のニオイを減少させるためには加熱式のタバコに変えることも対策の一つです。